地震、火災、救急対応、感染症対応等に関するマニュアル
                                           
2018 年
12月 20 日作成
特定非営利活動法人
元気福祉就労支援ボランティア
放課後等デイサービス             
                             ふれあい広場
1  目的
本マニュアルは、放課後等デイサービスふれあい広場(以下「ふれあい広場」という)の事業活動において、火災・震災・自然災害・事故発生時の利用児童と職員の人命と安全を図ることを目的とする。
2  震災に備えての事前計画 
◎防災についての任務分担
防災責任者           (木元理夫  )
火元責任者           (菊池佐智子・木元理夫・後藤 陽)
建物・設備、消火器担当           (西山泰道・川村雅博)
防災訓練担当         (菊池佐智子・木元理夫・後藤 陽     )
別に定める「震災に備えてのチェックリスト」を用いて、年2回以上防災点検を行う。
3  事業所自衛消防隊の編成及び任務
管理権原者        (木元理夫    )
事業所自衛消防隊長              (菊池佐智子・木元理夫・後藤 陽)
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   火災及び地震・自然災害発生 時の任務  | 
  
   地震及び自然災害等で警戒宣 言が発せられた場合の任務  | 
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   通報連絡班  | 
  
   ●119番通報する。  | 
  
   ●ラジオ、インターネット(緊  | 
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   げんき クラブ  | 
  
   さわやか クラブ  | 
  
   すこやかクラブ  | 
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   菊池佐智子  | 
  
   木元理夫  | 
  
   後藤 陽  | 
  
   ●到着した消防隊への情報提供及び関係先への連絡にあたる。  | 
  
   急地震速報)、防災放送、電話等により情報を収集、伝達する。  | 
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   川上早苗  | 
  
   吉村秀男  | 
  
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   ●児童の安否を保護者に報告し、お迎え方法等について連絡を密にとる  | 
  
   ● 児童の安否を保護者に報告し、お迎え方法等について連絡を密にとる。  | 
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   初期消火班  | 
  
   ●避難路を確保し、消火器を使用して初期消火する。  | 
  
   ●建物内外の点検を行い、転 倒防止等の被害防止措置を行う。  | 
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   げんき クラブ  | 
  
   さわやか クラブ  | 
  
   すこやかクラブ  | 
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   吉村出  | 
  
   西山泰道  | 
  
   森口信也  | 
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   ●天井に燃え移ったら初期消火は中止して避難する。  | 
  
   ●避難通路の確保。  | 
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   ●地震発生後の火災を防ぐために、まず身の安全を図り揺れがおさまってから火の始末をする。  | 
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   避難誘導班  | 
  
   ●避難口になっている玄関及び1階南側窓から駐車場に避難誘導する。  | 
  
   ●
  災害発生時の任務と同じ。  | 
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   げんき クラブ  | 
  
   さわやか クラブ  | 
  
   すこやかクラブ  | 
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   根岸留美  | 
  
   加藤雅子  | 
  
   土屋美知代  | 
  
   ● 警戒宣言が発せられた場合の伝達に伴い避難誘導を行う。  | 
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   山田幸平  | 
  
   河野理沙  | 
  
   小林貴子  | 
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   大西亜未  | 
  
   石原達也  | 
  
   岡田信清  | 
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   川村雅博  | 
  
   倉田みのり  | 
  
   榊原義弘  | 
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   ●部屋の中に児童が残っていないことを確認する。  | 
  
   ・浸水時避難場所: 浅間台小学校 ・浸水速度が速い場合は本館3階、五階に避難する。避難場所が不足した場合は4階も利用 ・火災避難場所: 岡野公園  | 
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   ●全員が避難したことを児童と職員の人員を数えて確認する。  | 
  
   避難方法:駐車場で集合・点検を行い、全員で避難場所に向かう。  | 
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   ●避難誘導は簡潔に行いパニック防止に全力をあげる。  | 
  
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   応急救護班  | 
  
   ●負傷者に対する応急処置  | 
  
   ●応急措置担当とする。  | 
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   げんき クラブ  | 
  
   さわやか クラブ  | 
  
   すこやかクラブ  | 
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   根岸留美  | 
  
   高久敦子  | 
  
   高久敦子  | 
  
   ●救急隊との連携、情報の提供  | 
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   ●負傷者の氏名、負傷程度の記録  | 
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   ●逃げ遅れた者の救出  | 
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4  火災発生時の対応
火災が発生した場合は落ち着いて、すぐに消防計画の「事業所自衛消防隊の編成及び任務」に基づいて行動する。
@  通報連絡班は119番へ連絡する。
★火事です。
★住所は220-0073横浜市西区岡野二丁3番30号放課後等デイサービスふれあい広場です。
★1階の台所から出火して、天井まで燃えています。
★大人15人で、子ども25です。全員外に避難しています。けが人はいませんが、気分の悪い人が○人います。
★私の名前は○○です。電話番号は 045-320-0732です。
A  初期消火班は消火器で初期消火を行う。
★安全栓を引き抜く
★ノズルを火元に向ける。
★レバーを強く握る。
B  残っている職員全員で児童を玄関及び南側窓から駐車場に避難する。避難誘導班は部屋の中に児童が残っていないことを確認する。
避難誘導班は駐車場で全員が避難したことを児童と職員の人員を数えて確認する。
C  応急救護班は負傷者に対する応急処置を行い、記録する。応急救護班は救急隊に児童の情報を提供する。
5  地震発生時の対応
地震が発生した場合は落ち着いて、すぐに消防計画の「事業所自衛消防隊の編成及び任務」に基づいて行動する。
自衛消防隊長は、建物内外の状況を把握し必要な情報を自衛消防隊員に周知徹底するとともに、混乱を防止するために建物内にいる児童、職員に適切な指示を行う。
@   通報連絡班は、緊急地震速報、ラジオ等により情報を収集する。児童の安否を保護者に報告し、お迎え方法等について連絡を密にとる。
A  初期消火班は、地震発生後の火災を防ぐために、まず身の安全を図り揺れがおさまってから火の始末をする。
建物内外の点検を行い、転倒防止等の被害防止措置を行う。
B  避難誘導班は、避難口になっている玄関を解放し、児童を駐車場に避難誘導する。避難誘導は簡潔に行いパニック防止に全力をあげる。
C  応急救護班は負傷者に対する応急処置を行う。
警戒宣言が発せられた場合、救急バックを持って避難誘導する。
大地震が発生すると、同時多発的にけが人が発生するため消防隊の到着が大幅に遅れることが予想されます。救出・救護活動を自分たちで行えるようにしておきましょう。
避難場所:
浸水時:浅間台小学校
火災時:岡野公園
浸水時間が早い場合は本館3階、5階を利用する
避難方法:駐車時で集合・人員を確認し、全員で避難場所に向かう。
6  自然災害時における対応
警戒宣言が発せられる等重大な災害や台風の接近等により危険が見込まれる場合で、学校が休校や下校時刻を早める等の判断を発表した場合には、子どもの安全確保のために休所やサービス提供時間の短縮を行い、保護者との連絡を密にとります。
7  緊急時における対応
子どもの事故やケガ、健康状態の急変が生じた場合は、緊急連絡表を用いて速やかに保護者、協力医療機関及び主治医への連絡を行う等の必要な措置を行う。
通報連絡班は119番へ連絡する。
★救急です。
★住所は220-0073横浜市西区岡野二丁3番30号放課後等デイサービスふれあい広場です。
★児童が、お腹が痛いと訴えて横になっています。
誰が、どのようにして、どうなったと簡潔に伝えてください。また、分かる範囲で意識、呼吸の有無等を伝えてください。具合の悪い方の年齢を伝えてください。
★私の名前は○○です。電話番号は 045-320-0732です。
8  インフルエンザ等感染症により集団的感染の恐れがある場合への対応
インフルエンザ等の集団感染で学校が休校を発表した場合は、子どもの安全確保のために休校を発表した学校の児童は休所とするなど必要な措置を行い、保護者との連絡を密にとります。
9  ノロウィルス等の感染症の対応、排泄物又は嘔吐物に関する処理方法については、別に定めるノロウイルス対応マニュアルに従って処理します。
@用意するもの
■      
マスク
■      
ビニール又はゴム手袋   (使い捨てのビニール手袋が便利)
■      
塩素系漂白剤
(水で50倍希釈した塩素系漂白剤と250倍希釈したもの)
■      
ビニール袋
■       ふき取るためのキッチンペーパーや新聞紙、布など
■      
バケツ
A
嘔吐物の処理方法
イ.処理をする場合は、手袋、マスクの着用します
処理をする人以外は近づかないようにし、換気をよくします。手袋は、使い捨てのビニール手袋が便利です。
 
ロ.嘔吐物などは外側から内側に取り除きます
ふき取り時に嘔吐物を広げないように注意してください。
ハ.使用したペーパーなどは、すぐにビニール袋に入れ消毒します
使用したペーパーなどは、ビニール袋に入れ、塩素系漂白剤を水で50倍希釈した消毒液をビニール袋に入れます。
汚染物が完全にしみ込むようにして下さい。
ニ.嘔吐物などが付着した部分は、消毒処理を行います
250倍希釈の消毒液をしみこませたペーパータオル、布などで浸すようにふきます。そして約10分後に水拭きします。
ホ.手袋を捨て、手洗いを念入りに行います
手袋は、表面を包み込むように処分します。
もし、ノロウイルス菌が手に付着した場合に手に塩素系漂白剤での殺菌はできません。しかし、シッカリと手洗いすると、菌は死ななくてもある程度は流れると思われますので、石鹸などでしっかりと手を洗うことで二次感染は防止できると思われます。
  B
嘔吐に直接使用する場合の消毒液の作り方
イ.用意するもの
■       500mm のペットボトル(よく洗ってから使用します)
■       家庭用塩素系漂白剤
■      
じょうご(金属製は不可)
■       ゴム、ビニール手袋は必ず使用して下さい。
ロ.消毒液の作り方
■      
嘔吐に直接処理する場合は、塩素系漂白剤を50倍に水でうすめて使用します。
(次亜塩素酸ナトリウム濃度  約1000ppm)
 ・500ccのペットボトルに、少し水を入れ、じょうごなどでこぼさないように塩素系漂白剤を約10t入れます。10tの目安は、塩素系漂白剤のキャップ約半分ぐらい。
(メーカーにより多少異なりますがキャップの容量は約22〜25tです) 
ペットボトルのキャップなら約2杯(1杯5t)
・ そして、水をいっぱいになるように入れます
ペットボトルのふたをキッチリ閉め、よく振って完成です。
 Cトイレの便座などに使用する場合&洗濯での消毒液の作り方
イ.用意するもの
■       500mm のペットボトル(よく洗ってから使用します)
■      
フィンガースプレー(100円ショップなどで販売しています)
■      
家庭用塩素系漂白剤
■      
じょうご(金属製は不可)
■       ゴム、ビニール手袋は必ず使用して下さい。
ロ.消毒液の作り方
■       トイレの便座などの消毒には、塩素系漂白剤を250倍に水でうすめて使用します。
(次亜塩素酸ナトリウム濃度  約200ppm)
 ・500ccのペットボトルに、少し水を入れ、じょうごなどでこぼさないように塩素系漂白剤を約2t入れます。2tの目安は、小さじ 1/2 くらいです。
ペットボトルのキャップなら約半分以下(1杯5t)
・そして、水をいっぱいになるように入れます。
ペットボトルのふたをキッチリ閉め、よく振って完成です。トイレの便座や床などの消毒に使用しますので、スプレーの容器に入れておくと便利です。
塩素系漂白剤を水で250倍にうすめた消毒液は、トイレなどの便座などを消毒する場合や洗濯時に使用します。塩素系漂白剤の濃度が濃いほど効果的ですが、濃度が濃いほど金属がさびたり、衣類の地色などが脱色をおこしなすくなります。床や取っ手などに使用した場合は、消毒後に水で洗い流すか布などでふき取るようにしてください。
【塩素系漂白剤を使用する場合の注意事項】
■必ず換気を十分におこなってください
■絶対に酸性のモノ(トイレ用洗剤など)に混ぜないでください
■皮膚への刺激が強いので、手袋を使用してください
■皮膚に付着した場合は、大量の水で洗い流してください
■目に入った場合は、直ちに大量の水で洗い流し、医師の診断を受けてください
ppm(パーツ・パー・ミリオン)は、100 万分のいくらであるかという割合を示す単位です。主に濃度を表す時に使用されています。(例)1000ppmは、0.1%と同じです
事故・故障の時はあわてないで、保険会社に連絡してください。 
(別紙)-1
震災に備えてのチェックリスト
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   震災に備えてのチェックリスト(点検頻度:6カ月に1回) 点検項目  | 
  
   点検日:2018年12月20日 不良内容・措置内容  | 
 
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   建築物の安全を確認し、オフィス家具が固定されているか確認する。 ●壁にひびがないか、壁に穴などがないか。 ●窓ガラスに飛散防止フィルムが貼ってあるか。 ●オフィス家具は転倒しないように固定器具等で確実に固定されているか。  | 
  
   なし フィルム有り 固定有り  | 
 
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   危険物の容器が転倒して流出しないことを確認する。 火を使用する設備の安全を確認し、付近に可燃物を置いていないことを確認する。 ●灯油缶は地震により転倒したり、周囲から物が落ちてきたりしない場所で保管されているか。 ●ガスコンロの付近に可燃物を置くと火災発生の原因になるので、ガスコンロの付近に可燃物が置かれていないか。  | 
  
   灯油缶なし ガスコンロなし  | 
 
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   消火器を点検する。 ●消火器は所定の位置、取り出しやすい場所に設置されているか。 ●指示圧力計の針が緑の位置まであるか。 ●安全栓が抜かれていないか。  | 
  
   取り出しやすい場所に設置されている 適正である ピンは正常に挿入されている  | 
 
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   避難経路が確保されているか確認する。 ●階段、廊下に物が置かれていると、地震や火災の際の避難の障害になります。障害物がないか。  | 
  
   障害物は無い  | 
 
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   非常用物品が適切に準備されているか確認する。 ●けが人の応急手当ができるように救急バックが準備されているか。救急バックの中に入っている資材は適切か。 ●非常用物品や救出用資材は持ち出しやすい場所に保管されているか。  | 
  
   準備してある。必要資材が入っている 持ち出しやすいところの置いてある  | 
 
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   安否確認方法を確認する。 ●従業員、家族との安否確認方法を一人ひとり確認します。 ●地震発生時には電話がつながりにくくなることを踏まえて、災害用伝言ダイヤル171や SNS 等複数の連絡手段を確保します。  | 
  
   確認している 確認してある  | 
 
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   防災訓練や防災教育を年2回定期的に行う。 ●地震を想定した訓練を定期的に行っているか。 ●防災教育を実施し、計画の内容を従業員に周知徹底しているか。  | 
  
   防災・消化訓練予定日 (8  月・   2月)  | 
 
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   帰宅困難者対策を確認する。 ●地震発生直後は、自宅に帰ることができない児童や従業員(帰宅困難者)が多数発生し、混乱や二次災害につながるおそれがあります。緊急連絡先が整備されているか。 ●3日分の水、食料及び寝具等が準備されているか。 ●水、食料の賞味期限が切れていないか。  | 
  
   緊急連絡先が整備されている 水、食糧の確保がされている  | 
 
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   周辺地域の住民や特別支援学校との連携協力について ●周辺地域の住民や支援学校とお互いに助け合うことが重要です。日頃から協力体制について話し合いましょう。  | 
  
   日頃から協力体制を確立している  |